Where the Sun Rises

あなたのことを覚えておくために

2021.11.23 植草克秀『SHOW&TIME 2021』Dinner Show@名古屋観光ホテル

 

 

はじめに

まさかこんな日がくるなんて!
植草さんのステージのレポブログ公開です!!!

 

2021年11月23日、名古屋観光ホテル 那古の間にて行われた
植草克秀『SHOW&TIME 2021』ディナーショーに参加してきました。

今回はその模様をわたしなりにまとめていきます。
ただの新規ファン(普段はヒガシ担)の感想です。
広い心で見ていただけたらと思います。
※めちゃくちゃ長いです

曲順や演出に関して、記憶違いがありましたら申し訳ありません。

また、トーク時の植草さんの発言はすべてニュアンスで記していますので、
実際との細かな言葉の違いはご容赦ください。

 

この先は、ネタバレOKな方のみご覧いただけますと幸いです。
※ディナーショーレポですが、一部ランチタイムショーの曲目にも触れています。

 

 

受付を済ませ、チケットとお土産を受け取ります。

 

f:id:yrr-dreaming:20211127162314j:image

 

シャンパングラスをかたどったジェルキャンドル。
わたしはシャンパンゴールド?でしたが、何色かあるようですね。
これ、植草さんが袋詰めしてくれたんだなぁ…

 

 

物販コーナーでパンフレットも購入。
ステッカー付き。パンフレットというより、もはや写真集!!
これは見てのお楽しみということで。

 

 


流行りの洋楽と皆さんのワクワクでざわめく会場へ。

 

f:id:yrr-dreaming:20211125122034j:image

 

会場入口付近にフォトブースがありました。
フォロワーさんとお写真は撮りましたが単体での写真を撮り忘れ…
まぁこれも、植草さんの魔法のせいということで。(?)

 

係員の方がわたしのチケットを確認し、指さした先はなんと

 

最 前 テ ー ブ ル 。

 

f:id:yrr-dreaming:20211127143736j:image

 

素敵なステージを前に、ギャグみたいに手がガタガタ震えました…
とにかく落ち着かなかった。

 

落ち着かなさ過ぎて、はじめましてのフォロワーさんや両隣の方にもガンガンしゃべりかける始末…
お話してくださった方、どうもありがとうございました。
そんなこんなで、あっという間に開演時間に。
チャイムの音が鳴り、ショーがスタートです!

 

今回のセトリはこちら。
(クリックでその曲の感想へ飛べます)

 

前半

1.ジュリエットへの手紙

会場後方ステージでキーボードを弾きながら歌う植草さん。
この時点でわたしはまだ彼の存在が信じられなくて、モニターと実物を交互に眺めながら、宝塚コンの映像を思い出すなどしていました。

とにかく言葉ひとつひとつを、一音一音を大切に歌っていた姿が印象的でした。

 

 

 

2.愛の手紙

ステージへの移動で植草さんが目の前を通り、思考停止。
そのせいで、大好きな曲なのに最初の方の記憶が全然ないのが悔やまれます…

多分皆さん手拍子していらしたと思うのだけど、わたしは全く手に力が入らず。
お祈りポーズみたいな状態で、植草さんを文字通り「拝んで」いた(笑)

ただはっきり覚えてることは、リズムにのって自然に動く手足に見とれたこと。

曲終わりの「ラーラララー」っていう錦織さんパートを、それはそれは伸びやかな歌声で聴かせてくれました。

 

 

 

3.トワイライト・フィーリング

隅にあるお立ち台で客席全体をやさしい目で眺めながら歌っていた植草さん。
オレンジ色のライトに照らされながら、客席のみなさんの手振りに目を細めていました。
不勉強ゆえ、わたしは手振りができずにもどかしい気持ちになりました…

 

 

 

【MC】

放心状態になってしまい、あんまり覚えてません…

「12/12は特別な公演。でも、今日の名古屋は名古屋で、特別なものにできるようにちゃんとがんばります」みたいなことを仰ってたはず。
あと、噛みまくってしまって、マイクを外して横向いて笑ってる姿がめちゃくちゃキュートでした。

 

 

 

4.いちばん小さなプラネタリウム

ダンサーさんも登場して、華やかに明るく歌い踊ってくれました。

「さめないでDream 20年」を「36年」に替えて歌ってくれました!
36年ってすごいなぁ。36年前にまだ生まれてないファンもいるんですよ。わたしの他にもいっぱい!

「いつか見たカシオペア」の高音と声量に圧倒された…!!!

デビューして間もないころのアルバム曲も歌ってくれるなんて、
後追いファン、必死に履修した甲斐がありました。

 

 

 

5.こわがらないで、天使

青色のライティングに照らされながら歌う植草さんは本当に美しかった。

一番印象的だったのは、歌い終えた後のアウトロ部分で、天に向かって伸ばした手の指先を見つめてた植草さんの瞳。
光に満ちてキラキラしていて、劇画から飛び出てきたようでした。

最後に重ねていた指先を離したとき、何が舞ったのかな。

 

 

 

【MC・準備タイム】

ダンサーさん2人を交えて、「お約束の曲」のための靴やジャケットを身につけながらおしゃべり。
植草さんをしっかりと立てつつ、明るく盛り上げてくれるうなぎパイボーイ&納豆とメロンの茨城ボーイのお二人、お見事でした!

茨城県ボーイこと 萩原悠さん、ダンサーさんの中でもひときわ目を惹く存在でした。
曲にあわせた表情と、一本一本の指先まで洗練された踊り方がとても印象に残っています。

 

 

 

6.Super Star

後追いファンであるわたしの夢のひとつが叶った瞬間でした…!
植草さんのSuper Star、生で聴くことができて、タップダンスまで観ることができて、本当によかった。
タップで横並びになって膝たたくダンス(?)、
ダンサーさんもみんな楽しそうな表情で、とにかく幸せでした!!!

 

 

 

【MC・乾杯】

ディナーショーならではのお楽しみ!
と思ってドキドキしていたら、植草さんが「みんなにお願いがあるんだけど…」と。
いやいや、そんな頼み方されたら断れる人いないからね!?!?と思った次の瞬間、

「みんなと一緒に写真を撮りたい」と……

狂喜乱舞する客席!!!
わたしもお隣の方と思わず顔を見合わせてしまいました。

舞台袖から、TeamKUグッズのケースをつけたスマホを持ち込むと、
その場でぽちぽちしてカメラを起動する植草さん…
とにかくこの状況が信じられなかった。

しかも「ツイッターにあげます!」宣言…!
(「すぐにはあげられないかもしれないけど(笑)」(←ニュアンス)と言いつつ、
終演後ロビーでフォロワーさんとお話してる頃にはもうあがってました。スパダリかな?)

にしても、植草さんが限りなく客席側に寄ってくれたことで、ファンとの距離が近くてビビる。

名古屋DSで初めての試み、本当に本当に本っ当に嬉しかったです。
植草さんの「楽しかった!」が、わたしたちと共有した時間だということが本当に奇跡のよう。

 

植草さんありがとう!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

【お食事】

 

f:id:yrr-dreaming:20211127160719j:image

シーフードと合鴨・茸のパテ グルマンド


f:id:yrr-dreaming:20211127160722j:image

ニョッキと甲殻のスープ "ビスク"トマト風味


f:id:yrr-dreaming:20211127160710j:image

帆立貝のムース、真鯛とずわい蟹の赤ピーマンソース


f:id:yrr-dreaming:20211127160716j:image

国産牛フィレ肉とラタトゥイユ サラマンドル焼き マデールソース


f:id:yrr-dreaming:20211127160713j:image

アーモンドプラリネとフランボワーズ二色のアイス メレンゲ包み焼き フルーツ添え

 

料理名がさながら呪文。

胸がいっぱい過ぎて、ご飯どころじゃない!!!とか思ってたくせに、完食しました。
ただ、お味は全部「おいしいな…」くらいしかわからなかったです。
カニは特に味わっていただきましたが(笑)
そしてテーブルマナー、大事ですね。もっと勉強します。
お食事中のBGMで、個人的に好きなCarly Rae Jepsenの曲が流れていて嬉しかったです。

 

 

 

後半

7.GATE

ここまでで一番、心待ちにしてた曲。
ステージ中央から登場した植草さんの、強く強くまっすぐなまなざしに、一撃で心の真ん中を射抜かれました…
そう、わたしは『GATE』にこれを求めてた。
MVやパフォーマンス映像が存在しないこの曲に対する、わたしの理想のひとかけらが、現実として目の前に広がった瞬間でした。

「瓦礫に咲く花が」という植草さんパートがわたしは大好きで。
これを生で聴けた瞬間、もう悔いはない…と思いました(この考えはのちに改めることになる)。
原キーより少し低めだったんですが、全然原キー行けるんじゃ!?と思いました。
ダンスもとにかくバリバリ、ダンサーさんやギター、ベースの方もとにかくエネルギーに満ち溢れていて、会場全体のボルテージが一気に上がったのを感じた!!

 

 

8.WORKING WOMAN

これは、ダンサーさんの振りがとっても印象的でした。
世の中のいろんなWORKING WOMANを再現するような振付。

『トワイライト・フィーリング』と同じく、サビの手振りを一緒にやりたかったのですが、またまた不勉強ゆえのためらいが勝ってしまった…

最後の植草さんの、ジャケットに触れるキメポーズがめっっっちゃくちゃかっこよかった。
「可愛い」と「かっこいい」の両刀使いの植草さんですが、
男性的なかっこいい面を出されると、すぐにクラっといっちゃいそうになります。
あまり免疫がないので…

 

 

 

9.My Little Simple Words

限定盤で聴いたあの優しい歌声だ…!って、素直に嬉しくなりました。
身体全体、身体の周りの空間ごと植草さんの歌声に包まれるような感覚で、とっても幸せでした。
他の方のレポでも拝見したことですが、
「バラとキッスと ケーキを添えて」には本当に心が動かされました。

あ、最後の"I love you"はなかった!(笑)

 

 

【MC】

『My Little Simple Words』について。
「KO TO BA」ははじめ「Sim-ple Words」だったそう。
しかし植草さんからディレクターの鎌田さんに提案して、いまの形になったんだとか!
わたしはこのエピソード初知りでした。
「言葉」を大切にしたい植草さんのお話。

 

 

 

10.君を旅して知っている

やっぱりイントロが最高。
アップテンポのクールな曲を、甘い歌声の持ち主が歌うと、破壊力が増しますね!

これ、踊りながら3人分歌うのすごくないですか?
ブレスとるタイミングなさすぎでは…
しかもここから次の曲につながるという!

 

 

11.サクセス・ストリート

さすが植草さん。
この曲は間違いなく植草さんが主役、安定感が半端なかったです。
いい意味で、若いころと全然変わらない。
「つかもうぜ hit the road」のクネクネするダンス(伝われ)があって、
「これ~!!!」となりました。

 

 

 

12.ロングタイム・ロマンス

この曲のイントロで、超個人的ですがヤバい出来事があったんです。
イントロで、ステージから隅のお立ち台に移動するんですが、
ステージを降りる前になぜか階段の前で止まって「降りそうで降りない」フェイントをかけられて(笑)
そのフェイントの間2秒ほど、

 

植草さんとわたし、

目が合ってた…

気がする… 


植草さんと見つめ合うこと2秒。

わたしの真後ろや真横の方をロックオンしてた可能性も大いにありますけど、
こういうのはこちらの捉え方次第だと思いますので(やや暴論)!

 

 

【MC】

ソロ曲のお話。
アルバム制作時に選べる時と、これをやりなさいって渡される時があったそう。
時には、他のメンバーの曲がうらやましくなることもあったんですって。
「僕の曲じゃないのをやるので、一生懸命歌います。聴いてください」
ときたので、わたしは予習通り、錦織さんのあの曲がくる!と心構えをしていたところに聴こえてきたのは…

 

『HEARTS』。

 

わたし、本当に知らなくて。もうパニックでした。
思い出しているいまも、心臓が痛いくらいです。
ていうか、あの一和音で会場の空気が一気に変わった気がした。
気のせいかもしれないけれど…

 

13.HEARTS

繊細さ。優しさ。愛おしさ。言葉に表しきれない感情の詰まった歌声で、一言一言をかみしめるように、そしてこわれものに触れるように優しく歌ってくれました。
ソロ曲シャッフルって、本当にわたしの夢なんですよね。
よく妄想するんですけど、まさか大好きな東山さんの曲を植草さんが同じ空間で歌ってくれるなんて… それもここ名古屋で。
わたしは本当に幸せ者です。たぶん2021年の運、これで全部使い果たしました。

あとは改めてこの曲、難曲なんだなって思いました。植草さん、持ち歌じゃないのに素敵に歌い上げてくれてありがとうございました。

でももちろん、『FRIDAY NIGHT』も聴きたかったよ!
強欲なオタク過ぎて自分でも呆れますが。(笑)

 

 

 

14.@リンゴ

ライブパフォーマンスにもってこいの曲!

バンドの皆さんも大いに気合が入ってました。
照明も印象的でした。
ステージ後方の"SHOW&TIME"の文字色が歌に合わせて(「♪強・制・終了」のとことか!)ピカピカ光っていて、観ていて楽しかったです。

「@のリーンーゴ~~♪」で、胸の前でマル?アットマーク?書いて、客席にぶん投げる振付がとっても愉快で可愛かったなあ。

間奏ではバンドメンバーさん、ダンサーさんの紹介も。

SAYGO'Sの紹介の時に、名前を呼ぶダンサーさんの位置と、植草さんが指さす方向が全然違っててちょっと笑いました(笑)
でも可愛いからOKです。
そして4人を紹介し終えた後、「みんな~踊って~~!1,2,3,4!!」って振るんだけど、
その「1,2,3,4!!」のカウントが、曲と盛大にズレてしまって、
ドラマーさんと植草さん顔を見合わせて大爆笑www
めちゃめちゃ愛おしかったです。仲いいんだなぁとほっこりしました。

 

 

 

15.レイニー・エクスプレス

『@リンゴ』でひとしきり暴れてからのこの曲です。
肺活量とんでもないな…!!

サビの「エクスプレス」のポーズがオリジナルのそれで…
映像で観たあれが目の前で起こっていることに感動しました(後追いファンの典型的感想)。

 

 

 

16.じれったいね

ここらへんまでくるともう、静かに発狂しそうでした…(静かな発狂とは)

 

これが観られてほんとうに嬉しかった…指先まで美しかったです。

 

 

 

17.デカメロン伝説

あの可愛い首の振付を!生で観られました!

キレッキレなダンサーのお二人が錦織さん、東山さんのポジションで踊って、
植草さんが「きーみだけ」でひょこっと顔を出すあれが目の前で繰り広げられていた…!
感無量です。
これだけ踊って歌がそんなに乱れないって、植草さんの心肺機能どうなってんだ…(n回目)と思わされた瞬間でした。

 

 

 

18.まいったネ 今夜

『愛の手紙に』に続き本日二回目の、記憶ないゾーン。
いや、もう呆気にとられてしまって…
いま振り返るなら、ただ、この怒涛のメドレーを一瞬たりとも手を抜かず、全力でパフォーマンスしてくれることへの感謝の念しかないかな。

 

19.君だけに

どうしても、3人のイメージが強いこの曲。
構成的にも、歌い継ぎを大前提として作られているので、ひとりで歌うことは本当に負担も大きかったと思います。

「僕はさびしさと ともに生れたよ」の直後に低音で「夜が星空を」って入るところ、植草さんがすごく頑張っているのを観て、聴いて、どうしても胸が苦しくなっちゃったな。

マイクスタンドを持って跪き歌うパートも、最後のスナップも、すべて彼の決意を感じた…
というか、彼の背後に光る"SHOW&TIME 2021"の文字をぼんやりと眺めながら、わたしは勝手にそう捉えてしまいました。
「少年隊」に響きのよく似たこのタイトルを掲げて再出発する意味を、深く考えさせられた一曲でした。

 

 

 

20.仮面舞踏会

もー!植草さんはどこまで我々を喜ばせてくれるのか!!!
イントロで跪いてポーズを決める植草さん、下ハモで(←これ重要)「Tonight ya ya ya ...」を歌う植草さん、そして「I want you, no no no」、後追いファンの夢が詰まってた…
本当にありがとうございました。

 

 

【MC】

大げさにヨロヨロしながら登場する植草さん(笑)
開口一番「なーんでこんなに選んじゃったんだろーな!?」www

そこまでして全力でファンを楽しませてくれて、本当にありがとうございますの気持ちでいっぱい。
植草さん曰く、『デカメロン伝説』の「ああデカメロン~wow♪ 」の振りで、「腰がたーいー」なんだそうです。(笑)

あと、ダンスの話で、「僕がワンテンポ遅れてるとか、人の振り見て踊ってるとか言われてきましたが、そんなことないんですよ!?あの二人が早取りしてるだけ!僕はちゃーんとオンビートです」(←ニュアンス)と仰ってました。
これは確かに知られるべき事実!
この日のパフォーマンスだって、わたし(素人ですが)から見て植草さんが振り遅れてるって気づいたところはひとつもなかったもの。
全部で20曲以上やってこれって、やっぱりプロの仕事だと思います。

 

 

 

21.Baby Baby Baby

もうすでに拍手と手拍子のしすぎで手が痛いんですが、精いっぱい手拍子を。
なんで植草さんの声ってこんなに可愛いんだろう。
いや、可愛いだけじゃないんだけど…!!

さっきまで「体力がキツい」みたいな話をしてたとは思えないパワフルなパフォーマンスを見せてくれました。

「車を寄せた」のときのダンサーさんの振りが、シートベルトだったり、車のハンドルだったりで(語彙力)可愛かったです。

 

 

 

 

22.We'll Be Together

ステージを降り、会場四隅のお立ち台とバックのステージを周って歌ってくれました。

別れた時より 素晴らしい場面を創り出すために さよなら言います

やがて来る明日を 楽しみにしてます

わたしたちは、この夢のような時間の中に永遠にいることはできないけれど、
明日からはこの記憶とともに生きていけるんだ、って、前向きな気持ちにさせた曲。

 

ここで一旦、会場後方のステージ裏へはける植草さん。
SHOW&TIME Tシャツ+黄色のジャケットに着替えて、再び登場!

 

 

23.パーティーが終わっても

終わってしまうのはもちろん寂しいけれど、この曲で終わりを迎えるのってずっと憧れてた。
「このままずっと恋人でいたいね」が聴けてもう本当に、後追いファンの夢叶いまくりです。

間奏で「今日は本当にどうもありがとうございました。本当に俺、嬉しい!またね!」(←ニュアンス)。
「本当に俺、嬉しい!」が心の底からの感情なんだなって伝わってきて、本当にこちらも嬉しかった。

 

 

【MC】

次に披露する新曲が収録されるCDについて。
同じく収録されるバラードの作詞は、植草さんご自身でされたそう。
「これ言っていいのかな…」と言いつつ、もう完成したCDは手元に届いていて、ジャケットはかなりお気に入りなんだとか。
楽しみすぎる…!!!

 

 

 

24.SHOW&TIME

これね、めっちゃ楽しい曲!!
少年隊の楽曲で例えるなら『FUN DANCE』系統です。スウィングジャズ?

サビ終わりの「君とSHOW&TIME」の「TIME」で、首をこてんとする振付が可愛すぎてつらかった!!!!!!
この振りが入ったMV公開を切に望みます。

前述のとおり、CDが出るということなので、またその時はブログ書くぞ!!
(余談ですが、『Cafe Uncle Cinnamon』の記事も一応執筆中…公開まで頑張ります)

 

 

 

【アンコール】

大げさにヨロヨロしながら(2回目)今度はハイハイのように這って出てくる植草さん(笑)
「もうボロボロなんですけど!!!」とか言いつつ、最後まで本当に本当に頑張ってくれました。

キーボードの方に最初の和音を弾いてもらい、歌い出しの音程を確認する植草さん。

 

 

 

25.グッバイ・カウント・ダウン

これね、歌い出しめちゃくちゃ難しいよね。わかります。
でもさすがは植草さん、きっちり決めてくれました。

サビの「54321 Yeah」で、みんなで片手で数字をつくって、イェーイ!って手を突き上げて盛り上がれたのが本当に楽しかった!

 

アルバム『TIME-19』に収録されている曲なのもあってか、これから植草さんはどこか別の星に帰るのでは?と思うほど、ステージ上の植草さんは本当にキラキラしてました。
なにより、こんな素敵な55歳いる…?って疑問が何度も頭に浮かびました…

 

最後、ステージ中央後方にはけてから、扉?が閉まっても、
両手だけ上に伸ばして見せてくれて、最後までお茶目でかわいらしい植草さんでした。

 

 

 

 

 

おわりに

心から幸せな時間でした。
他担だしな…と思うところもありましたが、本当に行ってよかったです。

植草さんだけでなく、ダンサーとバンドの皆さん、
舞台裏方、事務局、名古屋観光ホテルの各スタッフさんをはじめ、すべての関係者の方々と、
大変な状況を経て、エンタメの催しができるようになった世の中に感謝です。
(まるで出演者の一員のようなコメントですが、本心です)

 

個人的に惜しかったポイント。

ディナーのみの参加だったため、『Season of Love』を逃したこと!!!
それと、入りそうだと思っていた『The longest night』がセトリになかったこと。

これらは、来年以降に期待します!叶いますように。

 

ファンの前でステージに立つ植草さんは、本当に幸せそうで。
なによりもステージがよく似合う彼のために、
これからもこのような場があり続けてほしいなと願わずにはいられませんでした。

そしてこれからも、その場に駆けつけられるファンでいられたらわたしは嬉しいな。

『GATE』聴いた時に、もう死んでもいい…と一瞬思ったけど、それは嘘でした(笑)

 

 

 

 

最高のエンターテイナーでSuper Starな、植草克秀さんが好きだ~!!!

 

 

 

 

 

わたしの太陽によせて

はじめに

2021年9月30日。

東山紀之さん、55歳のお誕生日おめでとうございます!

 

東山さんにとっての54歳は、どんな一年だったかなあと思いを巡らせています。

引き続き終わりの見えないコロナ禍。
主演舞台『チョコレートドーナツ』も、関係者の方の感染により、キャスト変更や開幕延期を余儀なくされ、お仕事に多大な影響が出ていました。
今年の春には骨折という災難にも見舞われました。
今ではとてもお元気ではつらつとした姿を見せてくれていますが、治療中やリハビリ中はかなりお辛かったはず。癖になったりしないことを祈っています。

そんな困難がありつつも、色々なお仕事で活躍する姿を見せてくれた54歳の東山さん。

 

わたし個人的には、はじめて東山さんをこの目で見られた、忘れもしない年となりました。

はじめて観るドラァグクイーン役、わたしにとってはじめての最前列のお席で、最初に目に飛び込んできたのはまさかの生足…

ファーストインパクトは刺激が強かった、いや強すぎましたが、差別や偏見について、そして幸せについて考えるきっかけを与えてくれた『チョコレートドーナツ』観劇は、大切な大切な思い出です。絶対に忘れない。ルディに出会えてよかった!

 

55歳の東山さんもきっと、わたしたちに色々な形で笑顔を、感動を、考えるきっかけを与えてくれることでしょう。そんなエンターテイナーの東山さんに、わたしがいま期待することを書き出してみようと思います。言霊言霊!

 

 

 

歌って踊ってほしい

テレビ番組でも、ミュージカルでも、コンサートでも、ディナーショーでも、形はなんでも構わない。
ご自身の原点と認める、歌って踊る姿をまた見せて欲しいと思います。欲をいえば、「役」でではない、「東山紀之」の歌って踊る姿が見たい。

 

 

 

「天樹悠」で居続けてほしい

毎年の夏の楽しみ、『刑事7人』。
天樹さんなしに、専従捜査班なしに夏を迎えることはできません。もうそういう身体になっているのですから(笑)

 

 

時代劇でのお芝居を末永く観たい

大岡越前』、『必殺仕事人』はもはや説明のいらない東山さんの代表作ですが、こちらも末永く続いていってほしいなと思います。時代劇は特に、同じ役でも歳を重ねるごとに深みが増すものと思いますから、今度はどんなお奉行様が、渡辺小五郎が観られるのかなあと、毎年わくわくした気持ちでいたいものです。

 

 

 

ナレーター、キャスターのお仕事がずっと続いてほしい

『バース・デイ』、『サンデーLIVE!!』毎週楽しみにしています。
個人的には『バース・デイ』のTVer見逃し配信が始まったのが、この一年で嬉しかった出来事(放送地域外在住なもので…)。
先日の桑田真澄さん・Mattさん親子との対談はとても心に残っています。

日曜日の朝、ニュースを観て色々なことを考えるきっかけを与えてくれる東山さんのキャスター業、できる限り長く続いてほしいなと思います。最近は大谷翔平選手の活躍がいかに常軌を逸しているかを、野球に疎いわたしでも実感しています(笑)

 

 

 

 

公式ファンクラブをもってほしい

お誕生日にFC動画がないの、やっぱりちょっと寂しいなって思っちゃいました。
どこか殺風景な空間にたたずむクリスマスツリーと東山さんの動画も、お正月のあの謎おみくじ動画も、これからは見られないのか…(懐かしむポイントとは)
やっぱり大好きな自担はファンクラブに入って応援したいという強い願いがあります。
今後の吉報を待ちます!!!

 

 

 

定期的に公式グッズを発売してほしい

もはやジャニーズショップに対しての要望ですが…

公式からミニフォトやオリジナルフォトが買えたこと、とってもとっても嬉しかったです。
だって後追いファンにとっては、公式から写真を買えるなんて憧れの対象でしたから!
これからもちょこちょこと販売してくれたら、もっともっと幸せになれます。

今回のオリフォト、最高すぎてずっと眺めてられますよね!!!
ちなみにわたしのお気に入りカットは、紫色っぽい照明で腕を組んで微笑んでるのと、椅子に座って膝の間で両手でセルフシャッター押してるのです。
椅子の写真、全部2枚ずつ買って正解でした。セルフシャッターは総じて可愛い。
ちょいダサピースすら絵になる50代男性、何者…

 

 

 

※ここからはとても個人的な願望です(笑)

 

 

 

悪~~い役を演じてほしい

これは非常に個人的な願望ですが、悪〜〜い大人を演じる東山さんが見たいんですよね。言うなれば、素直でまっすぐな「三平ちゃん」の真逆のような。
ご本人のイメージというものがあるのでなかなか実現しがたいかとも思いますが、ずるい既婚者の役とか見たいですね。最低だし見ててイラッとくるけど顔がいいし何も言えねぇ〜!みたいな。完全にわたしの趣味です()

 

 

 

ESS一本で突き進んでほしい

東山さんが直々に更新するジャニーズWeb内のサイト、"ESS"こと「EAST SIDE STORY」。
東山さんが持つ唯一のWebコンテンツですが、わたしはこの閉鎖的な空間がお気に入りなのです。東山さんとそのファンひとりひとりのためだけの空間という感じがして。
「元気?」という問いかけがわたしはとても好き。

昨今は公式SNSを始めるジャニーズタレントもかなり増えましたが、わたしはクラシックな現在のスタイルをずっと貫いてくれたら嬉しいと思います。
もちろん、この先東山さんがやりたい!と思って始めることがもしあれば、全力で応援しますが!

あ、何かやるとしたらYouTubeでフィットネス系コンテンツは観たいかもしれない。有益なうえ、大変麗しいお方がレクチャーしてくれるなんてメリットしかない…

でもESSは、東山さんのためだけのTwitterとインスタのハイブリッドツールだと思ってるので、わたしはESSが好き!!!

 

 

 

 

健康に、幸せに過ごしてほしい

最後ですが、やはりこの一言に尽きます。そしてメディアで元気な姿を見せてくれたら、それだけでわたしは本当に幸せです。
大切なご家族と楽しく日々を暮らしていたらいいなと思ってます。まぁ、東山さんほど私生活の想像がつかない人もなかなかいませんが…
スーパー行くのもママチャリ乗るのも、いまいちピンと来ません(笑)

 

 

 

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。

本記事のタイトルは、ブログタイトル "Where the Sun rises" にかけてみました。
直訳すると、「陽が昇るところ」。なんかこう文字にすると「日出処の天子」みたいでアレですが…
"The sun rises in the EAST"って中学生の時習ったわ!と唐突に思い出し、ブログ開設当初の自分的には結構なひらめきだったんですが、今思えば、特に洒落にもなってないただの横文字です。

実は三平ちゃん(わたしはどうしてもそう呼んでしまう。映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』)の感想ブログも今日あげたかったんですが、ちょっと間に合いそうになく断念です。そちらもまたいつか!

さて、次の記念日は少年隊にとって大切なデビュー日、12月12日。
一年前の12月12日に手にした、『少年隊 35th Anniversary BEST』限定盤 の全曲レビューを、デビュー日に更新できるようただいま執筆中です。なんせ内容が濃すぎて時間のかかること!!そちらは満を持して公開できるようがんばります。

 

9月30日も残りもう少しですが、東山さんの55歳が素敵なものになるように祈っております!
あと『It's SHOW TIME!』めちゃくちゃ楽しみです。

 

それでは!

 

 

『Danceいっぱつ』に思う

はじめに

1993年12月1日リリースのアルバム『愛は続けることに意味がある』に収録された、東山紀之さんのソロナンバー『Danceいっぱつ』。

 

わが担当、東山さんのソロ曲を集めたプレイリストから流れてきた、初めて聴く訳でもないこの曲が、なんだかとても心に留まりました。

 

この曲については、アルバムのレビューで色々書いてますが、
改めて様々な感想が浮かんできたので、自分用の記録がてら記したいと思います。

あんまり需要はないと思いますが、お時間のある方はぜひ。

 

Danceいっぱつ

(作詞:戸沢暢美 作曲:ZENJI NAGAHATA)

 

一日を無駄にできない

もうね、このフレーズだけで、これは東山さんのための歌なんだな!って感じるんですよね。
だって東山さんって、仕事でも私生活でも非効率なことは極力避けたそうだし(知らんけど)。

 

昨日飲んだ缶ビールが情けなくたたずむ

上司よりも女の子の機嫌気にしてたい

けれど一転、ここで急に、平凡なサラリーマン像が浮かんでくる。
この「僕」、東山さんとはかけ離れてるけど、一般人の私には共感できるかも、と思わせる歌詞。

きっと「僕」は、女の子に誤解されちゃって、でも仲直りの電話もなかなか出来なくて。
情けなくめまぐるしく、ただ過ぎてく日常の中で「信じたい自分を 信じたいだけ」と。

この「僕」が、したいはずの電話ができなかったように、何気ない毎日を全力で、自分が誇れる自分で生きるのって、簡単なようで難しいなって私は思います。

 

そんな日々の中で、「僕」のモチベーションになるのはやっぱり「君」で。

君という未来のイメージを 思うだけで僕はタフになれそうさ

エネルギー満たすこの感じを ねえ愛に役立てよう

東山さんを見ていると、元気をもらえるんです。
東山さんがこんなに頑張ってるんだから、私も頑張ろうって。
そんな気持ちを、なんとなくこのサビの歌詞にリンクさせながら聴いてしまいます。

 

 

歌詞以外の点でいうと、
こんなにエネルギッシュな歌詞なのに、サウンドはアコースティックで脱力感があるところが、ちぐはぐで面白い。

あとはやっぱり、錦織さんの乱入(笑)が面白くて私は大好きです。
自分のソロ曲なのに下ハモで終わる東山さん、いとおしい…

 

そしてもうひとつ。

僕を変なやつと 君は思うかい?

東山さんごめんなさい、とってもそう思います。
でも、ずっとそのままでいてくれたら嬉しいです。
きっとみんな、東山さんのそんなところが好きだから。

 

おわりに

お読みいただきありがとうございました。

久々にブログ書けました。

考えすぎて何も書けなくなるか、下書きで眠ってばかりだったので、
今回はさらっと書いてさりげなく更新してます。

最近、生活してる中であまり頑張れてないなって感じることが多かったんですが、
意欲はあるのに頑張れてない時は、この曲を聴こうと思います。

ああ、そうこうしてるうちに、9月30日が近づいてきますね。

それではまた。

笑顔の天才によせて

 

 

2021年7月24日。

植草克秀さん、55歳のお誕生日おめでとうございます!!!

 

 

今年は去年よりも賑やかにお祝いできて、とても嬉しいです。

「2steps」の設立後、"ずっと待ち続けた リアルタイムのHappy days"を実感させてくれる植草さんには、感謝しかありません。

 

 

ずっと待ち続けたといえば、念願だった「植草さんに会えるチャンス」を手にすることができました。今秋の『SHOW & TIME 2021』です!

植草さんの歌声をこの耳で聴きたい、
植草さんの眼差しをこの目に焼きつけたい。

そう願い続けた後追いファンにも、同じ空間で楽しい時間を共有できるチャンスをくれた植草さん、本当にありがとうございますの気持ち…

 

聴きたい曲がたくさんあります。

セトリはもう決まっているでしょうが、言霊ということで(?)わたしがどーーーーしても聴きたい曲が、

Season of Love 』なんですよ!!

寒くなってくる季節にぴったりの曲では?と、リクエストも送りました。

優しくてかわいらしく、穏やかにきらきら輝くこの曲こそ、植草さんにまさにふさわしい楽曲だと信じて疑わないわたしです。 数あるソロの名曲の中でも、大本命です…

植草さんはいくつになっても天使だから、こういうかわいい曲をたくさん歌ってほしいです。

でも植草さんのソロ曲って名曲多すぎなので、セトリどうなるかなぁって今からワクワクしてます。ショーのタイトルも「少年隊」と韻を踏むようになってるので、少年隊3人での曲も歌うだろうし。

少年隊以外の曲もあるのかな。それなら、ずーっと前のDSで歌ったという『ラストダンスは私に』とか、シャンソンも歌って欲しいです。少年隊ってタカラジェンヌの要素も持ち合わせてると思ってるので、シャンソンは合いますよ(断言)

 

 

 

植草さんといえば、ダンスのことでしょっちゅう錦織さん、東山さんからいじられていたのがどうしても印象に残っていますが、わたしは植草さんの『じれったいね』のダンスがとっても好きなことを、この機に発表します!

『じれったいね』での彼のダンス、耳に入ってくるリズムに忠実な感じがとても好みなんですよね。わたしには全然ダンスの経験とかないので、的はずれなこと言ってたら申し訳ないんですが。錦織さん、東山さんはカウントに忠実に見えるのに対して、植草さんは、カウントをとりつつも音楽を耳で聞いて、そこに乗る感じで踊ってるのかな?なんて考えたりもして。

少年隊のダンスの見どころって、身体能力やダンスのシンクロだけでなく、魅せ方に見え隠れする個性も込みだと思ってます。

あと、植草さんのとっておきの武器ともいえる、美しい手指!なんせわたしは手フェチを自覚しておりますので、DSで見るのを楽しみにしています。

 

 

 

最後に、2021年から始まった植草さんの新たな試み、新事務所「2steps」および公式FC「Team KU」とSNSについて。

「2steps」は個人事務所ですから、昨年までよりもダイレクトに、植草さんのビジョンが反映されるようになっているはず。「Team KU」も、その名が会員公募で決まったように、植草さんとファンと一緒につくりあげていくもの。

そして今やSNSは、人気度を示す重要な指標にもなり得ます。ファン層やファンの持つ熱量、雰囲気も、彼のTwitterInstagramへの反応を見るだけである程度掴めてしまう時代です。大切な推しにご迷惑をおかけしないように、活動の可能性を潰してしまうなんてことのないように、正しいやり方で彼を応援していきたいと思っています。

 

それにしても、植草さんはSNSの使い分けがすごくお上手と感じます。

インスタは映える写真をメインに、テーマを統一。

Twitterは、ファンが反応しやすいようなネタでフランクに投稿。絵文字使いも可愛らしい!

FCブログや配信では、特別感のあるコンテンツを提供してくれています。特にFCブログの言葉選びには、植草さんのファン想いな一面がにじみ出ていますよね。

 

今のところ、植草さんご本人だけでなく、彼のサポートにあたっているスタッフさんも、とても細やかな気配りで、ファンサービスを第一に考えてくれていると思います。この素敵な取り組みがこれからも続き、より良いものになるように、僭越ながら応援していきたいです。SNSの拡散とか頑張ろう。

 

 

 

植草克秀さん、そしてTeam KUの皆さん、改めておめでとうございます!

植草さんのキラキラ光る笑顔が沢山見られるような、素敵な一年になりますように。

 

少年隊の「未発表曲」

 

はじめに

とんでもなく久しぶりの更新になってしまいました。

ブログ書きたいな~という気持ちはずっとあり、下書きもちょこちょこためていたのですが、どうもまとまらず。今回やっと更新にこぎつけられました…!勢いって大事(小声)

 

ずばり今回のテーマは、昨年12月発売「少年隊 35th Anniversary BEST(限定盤)」に収録されている、3つの「未発表曲」。

限定盤の中でも特別感があって大好きな3曲について、感想など書いていきたいと思います。

 

 

 

Because

(作曲:船越敬司 作曲:飯田建彦 編曲:井上鑑 コーラスアレンジ:吉川智子 from AMAZONS)

この曲は緩急と抑揚が普通の曲よりもかなり大きくつけられていて、J-POPっぽくないところが好きです。

まずはなんといってもこの、壮大な物語の始まりを思わせるイントロが印象的。

オーケストラ感たっぷりな曲が似合うのが、舞台の似合う少年隊の強みですね。

 

錦織さんの歌い出しの、厚みのあるたっぷりとした響きが耳にやさしい。

Aメロはまるまる錦織さんが担当していて、イントロとAメロでじっくり時間をかけて物語に入り込める感じ。

 

Bメロの東山さんパートは、入りのテンションは少し抑え気味。短期集中とでもいいましょうか、一気にサビに向けて盛り上がります。

そしてサビは植草さんの甘い甘い声が存分に味わえます。A,Bメロとは打って変わって音域が高いから、ハッとさせられる。植草さんの声の伸びは聴いていて本当に気持ちがいいですよね…!

サビの勢いそのままに駆け抜ける間奏。刻まれている三連符がなんだか心地良いです。

 

2番に入るとまた、錦織さんの歌声とともにしっとりと落ち着きます。

贔屓目ですが、わたしはここからの東山さんパートが本当に大好きで。

「誤解の糸 ほどきもせずに ためらいの罪は むしろ僕だね」

出ました、東山さんの”タ行”~~!!!そして、東山さんが高音を歌うとき独特の、鼻にかかった感じがめいっぱい味わえるのも好きポイント。

 

そしてBメロへ。植草さんの語尾をそっと優しく置くような歌い方がいいなあと、いつも思います。「背伸びしてた夜を」の「を」、「君だけ」の「け」とかね。

『君だけに』の歌い出しにも共通する、植草さんらしさがよくわかる歌い方です。

 

2番サビで、ようやくユニゾンです!実はここまではすべてソロパートの入れ替わりのみ。ためてためて、やっと!という感じです。焦らすね~!

 

サビのあとは間髪入れずに、Cメロ突入。ラストに向けての転調がたまりません。

「シルエット ふたり重なる」という歌詞のドラマと、完璧にリンクしてる。感動のラストです!

最後まで聴いたあとの充実感が、映画を観た後みたい。アウトロはまるで映画のエンドロールです。Because、超大作でした…!!! もちろん評価は☆5です。

 

 

 

GATE

(作詞:松井五郎 作曲:桑原秀明 編曲:鈴木Daichi秀行 コーラスアレンジ:岩田雅之

発表当初、「アニソンっぽい!」と話題になりました。ほんとうにそう思います!アニメの主題歌になる予定だったけど、諸事情でお蔵入り…とかありそうですよね。

わたしは先日、「刑事7人」でSAT隊員姿の天樹さんを観た時、脳裏にこの曲がよぎりました。戦ってそうだからですかね(?)

 

歌い出しがひとりひとりの歌い継ぎなのが、アニメのキャラクター紹介のような感じがしません…?そんでもってまたまた贔屓目ですが、「崩れたビルのサーチライト」の「ライト」の部分が若干吐息交じりに聞こえるのが好きです。

 

サビは特にですが、この曲はバックコーラスの存在感がすごい。みんな大好き『The longest night』にも似た厚みを感じます。個人的にサビ終わりのsus4のコーラス(?)がめちゃくちゃ好みです。うまく言語化できないけど、解決してスカッとする感じが…

 

ずっと不思議に思っていること。1番の植草さんの「瓦礫に咲く花が」と、2番の東山さんの「心臓の音だけ」って、たぶん同じ音程なんだけど、植草さんはメジャー、東山さんはマイナーに聴こえるんですよ!!わたしだけかもしれないんですが。

 

この曲を聴いてると、間奏でアクロバットしてる3人が目に浮かびます。『情熱の一夜』みたいなヘッドセットで歌って欲しい~!

 

この曲をイヤホンで聴きながら歩くと、すごく自分が強くなった気になれるのでオススメです(?)

 

 

ビロードの闇に抱かれて

(作詞:山本成美 作曲:馬飼野康二 編曲:船山基紀 コーラスアレンジ:高尾直樹)

この曲、わたしの大本命です。初めて聴いたとき、耳から聴いた音楽に全身がやわらかく、それこそビロードのような上質な布に包まれるような感覚に感動しました。

 

東山さんの歌い出し…!!!!!Aメロぜんぶ使って、わたしの耳を溶かすおつもりですか。「グラスの氷を掻き回す」の「す」のため具合が好きすぎ。

 

歌詞からして、都会のど真ん中にある、夜景の綺麗な高層階に静かに佇む二人…みたいなシーンを連想します。「君」が「グラスの氷を掻き回す」傍らで、ロックグラスを傾ける東山さんが見えます…!

からの錦織さんパート「僕の僕のすべてを捧げたい All my life」… こんな歌詞を錦織さんが歌うとは。甘い… これはもう凶器に値します。

 

サビのユニゾンで、先述の包まれるような感覚がぶわーーっと全身に来る気がします。「もし君に出逢わなければ 僕が生まれてきた意味はないと そんな風に思えるんだ」ひとつひとつの言葉を大切にする、植草さんの歌い方が素敵。

 

「慌ててタクシーに乗り込んだ 君を不意に引き止めたくなる」

『EXCUSE』の真逆みたいなことが起きてますね… でも、「引き止めたくなる」だけで、実際には引き止めていないのかな。引き止められない理由があるのか、大人だから引き止めないのか。想像が広がります…

 

「愛は輝く星のように そこにあるのにいつもつかめない Shining blue」

この"Shining blue"って、何のことだと思いますか?答えはないかもしれないけど、ずっと考えているのに、自分なりの結論が出せなくて。

それから、「つかめない」の「い」が、めっちゃ東山さんだなあって思いました(語彙力)

 

サビに「ビロードの闇に抱かれて 開く二人だけの真実のトビラ」という歌詞がありますが、サビのサウンドの広がり方は、まさしく目の前の景色が開くようです。

「それ以上強がらないで 僕に何もかも委ねてもいいよ」さっきから錦織さんのパートの歌詞の甘さがすごい。歌割りを考えた方に金一封差し上げたいです。

「委ねてもいいよ」なのがいいなぁ。あくまで選択肢の一つだよ、みたいな感じが。相手を本当に大切に想っている印象を受けます。

 

この曲の歌詞は、言葉の選び方がやわらかく美しくて本当に好きです。疲れている時に聴くと、心にしみわたります。いい薬です!

 

 

 

おわりに

最後までお読み頂きありがとうございます。

忙しさにかまけてブログをサボっていたら、言葉の軽さに磨きがかかってしまいました… 少年隊の楽曲の魅力を、もっと相応しく言語化したいな。精進します。

ネタはそこそこありますので、また突然更新するかもしれませんし、しないかもしれません。(笑)それでは!

 

 

舞台『チョコレートドーナツ』感想

はじめに

ご覧いただきありがとうございます!

舞台『チョコレートドーナツ』を一介のヒガシファン(新規)が観劇した感想です。ちなみに運良く複数回観劇することができたのでそれぞれの回のをまとめて書いてます。

観劇の感想ブログなんて初めて書くので、要領がよくわかってないのですが、まずは印象に残ったシーンをかいつまんで、なるべく順を追って書いてみます。記憶を頼りに書いているので順番が前後していたり、台詞等も正確ではないかもしれませんが、広い心で見て頂ければと思います。

 

1幕

谷原章介さん扮するポールが、裁判に関わった人々へ送った手紙を読み上げる場面からこの舞台は始まります。谷原さんのあの低音ボイスに、一気に物語の世界へ引き込まれました。いや、本当に良い声だった…

 

舞台は替わり、東山紀之さん扮するルディとドラァグクイーン仲間たちが"Come To Me"にのせて踊るショーパブへ。そこへポールがおずおずと入ってくるやいなや、ルディは一瞬で彼をロックオン!ポールを見つけたあの瞬間のルディは本当に可愛かった。視線とダンスでポールを誘惑するルディは本当に色っぽくて、小悪魔っぽくて…!!
金のキラキラドレスの激深スリット(?これはスリットなのか???)からのぞくガーターとおみ足を死ぬほどガン見してしまった。いや、あれは見るなという方が無理です。ハイヒールの分を抜きにしても股下3kmくらいあるんかと思ったし、つるっつるでお綺麗でした。あと胸筋がすんごかった。ていうか足だけじゃなくて、見えてる肌という肌がぜんぶツヤツヤで美しかった。54歳男性とは…?

 

一目で互いに惹かれあい、初めて言葉を交わす二人。「裏口で待ってて」とかわいくささやいて去っていくルディに、わたしがメロメロになってしまいました。

 

ポールを部屋に招いたルディは、なんとポールの服をいきなり脱がす!ズボンまで下ろされてパンツ一丁になっちゃってて普通にびっくりしました(笑)

ゲイバーの踊り子と関係を持つなんて初めてで、勝手のわからないポール。ルディと夜を共にするためにお金を渡そうとしてしまうのですが、「私は安くも軽くもないの。出てって!」と激高し追い払うルディが印象的でした。ルディ最大の魅力の一つであり、最大の欠点でもある、感情の起伏の激しさが最初に見えた瞬間。

 

このあたりでルディは、爆音で音楽をかけ始めた隣人・マリアンナと口論に。マリアンナ、ガチで怖かったです。捨て台詞も、それコンプラOK大丈夫?というような暴言で… ヤク中女を演じきったまりゑさんのお芝居、鳥肌レベルでした。実は彼女、ルディが憧れるベット・ミドラー役、そしてハロウィンパーティのシンガー役として歌も披露なさってたのですが、これまた美声で!魂を突き動かすような熱唱を聴かせてくれました。

 

隣室に乗り込んだルディがマルコを発見した後、大家さんが家賃を取り立てにくるシーン。原作映画の「”明日は今日じゃない”って、あんた哲学者?」というセリフがここにもあって、おぉっとなりました。

 

それから、ルディがお腹をすかせたマルコにチーズとクラッカーを与えるシーンも。映画の「チャンピオンの朝食よ」「フランス人もこれを」というセリフがわたしは大好きなのですが、「最高の夕食よ!フランス人はみーんなこれが大好きなの。ボンジュール、マルコ!ジュテーム、ボナペティ!うふふ♡」(←とりあえず知ってるフランス語ぜんぶ言うの超かわいい)みたいな形で再現されてて嬉しかった…!こういう楽しみ方ができたのも、予習できる原作があったからこそだなぁ。ありがたみ。

 

また別のショーパブのシーンでは、ルディとドラァグクイーンたちが黒のボンデージ?姿(!)でムチ(!!)をもってステージに登場するんですけど、このお衣装が本当にヤバすぎてヤバすぎて失神するかと思った。東山さんがテレビで言ってた「SM女王みたいな衣装」はこれか、と…… 上下セパレートで、上は素肌にノースリーブで前をあけたベスト(?)、下はきわどすぎるホットパンツ、おまけに頭にはポリスハットのあのお衣装…今思い出しても息が止まりそうになります。

しかも、ここからがもっとすごくて。このお衣装から着替えてバスローブを羽織る前に、楽屋にやってきたポールと話しながら、ついたても何もない場所で上の服をいったん脱いでしまうんです。つまり、バスローブを羽織る直前の一瞬、上半身があらわに……「え、こんなん見せて大丈夫?」って本気で思いました。ちなみにわたしが観劇したときのお隣のお姉さまは、彼が衣装を脱いだ瞬間「ハッッッ…」っと息をのんでました(笑)あれは忘れられん。

 

そのシーンの続きで、映画にもあったFキーのブルースにのせてルディが自身の生い立ちを歌い語る場面。ここもまたすごかった。バスローブ+裸足姿のおみ足again…

ポールに正直さを褒められたルディが、「私のどんなところがすごい?もっと言って」と、キラキラした瞳でポールを見つめるのがすごく健気でかわいらしかったです。そして原作映画のルディは歌い出す前、ポールに「かわいく座ってて」と言いますが、舞台では確か「座っていい子にしてて」になってたと思います。ここでおしゃべりデートがチラつくのが隊ファンの性…?

「♪稼いだお金は全部、家賃ですぐパー!」みたいな歌詞があるんですけど、その「パー!」の部分でルディさん、ピアノの上に座った状態で大開脚するんですよ(そして「パー!」の声の張りがすごい)。先ほどの黒ボンデージで峠は越えたと思っていた(?)ので、ヒッッッってなりました。でもこの生い立ち紹介ソングはすごく好きです。
あと、「♪ふりきりで…」という歌詞の「」がめっちゃ東山さんのた行だった。(笑)

歌を褒められたルディがポールに抱きつくシーン。ルディはバスローブを脱いだ時に、ついでにブーツも脱いで裸足になっていたので、抱きついたルディはちょっとだけポールより背が低くて。ハグした時の身長差にちょっとキュンとしたのは内緒です…

 

そのあと最初の裁判等々があり、マルコの暫定的緊急監護権を得たルディとポールが、ポールの家に作った子供部屋へマルコを連れて帰るシーン。子供部屋のセットが本当に可愛らしかった。「これが、ぼくの、おうち?」とうれし涙をこぼす彼につられて涙腺が緩みました。

ここからがわたしの大好きなシーン。マルコが棚にあるオルゴールの蓋を開けると、素敵なメロディが流れ出して。ハッピーエンドのお話を聞かせてほしいとねだるマルコに、原作映画のルディは自作の物語を語って聞かせるんですが、舞台では、流れているオルゴールのメロディに合わせてルディが歌い出すんです。魔法が使える少年と、パパとママと、気難しい妹のロラベルのお話。ルディが歌い出すと、オルゴールに加えてバックバンドの演奏も入ってきて、とても幸せなシーンでした。

観劇後にパンフレットを読んで知ったのですが、この曲は『魔法の少年マルコ』という題で、エミレオ役のエミ・エレオノーラさんが作曲されたそう。東山さんの声の魅力がよく表れるようなキーでつくられていたこの曲、本当に素敵でした。オリジナルと思われるこの曲だけでも、映像や音源として残してほしい…

 

プロデューサーに送るデモテープにルディが自分の歌声を吹き込む場面。スローバージョンの"Come To Me"を聴くうちに、ルディの向こう側に東山紀之さんが一瞬見える感じがしました。彼の仕草や魅せ方は間違いなくルディそのものなのですが、歌の場面になると、「あ、そうだ、この人は東山さんだ…」と思わせられるんです。ストレート以上ビブラート未満のロングトーンのゆらぐ感じとか、ちょっと独特なタ行の発音とか、少し鼻にかかった歌声とか…そんな歌の癖や特徴は、少年隊の曲で聴いた「ヒガシ」のそれと同じだったからかな。

 

ポールが職場の上司・ウィルソンに招待されたハロウィンパーティーに出向く場面では、ルディが"ポールの妻"としてマルコを連れて現れます。この時のルディの、『アダムス・ファミリー』のモーティシアに扮した黒いロングドレス姿がまた美しくて!妃海風さん扮するモニカの白雪姫や、マルコのフランケンシュタインの仮装もかわいらしかったなぁ。モニカとマルコが手をつないで踊っている姿がほほえましかったです。パーティーを盛り上げるシンガーが歌っていた"Don't Leave Me This Way"が素晴らしかったです。ソウルフルな歌声!

 

楽しいパーティーの裏で、差別を目の当たりにし激しく憤るルディと口論になるポール。家族3人での幸せを望みつつも、まだ完全には覚悟を決め切れていないポールの葛藤がうかがえる場面でした。

 

マルコの世話をしていたために、遅刻ギリギリでショーパブへ出勤してきたルディ。先に楽屋にいたドラァグクイーン仲間のキャリーから心ない言葉をかけられ、精神的に追い詰められたまま、ステージに上がります。

ここでまた新しいステージ衣装が。今度はピンク色にお花が沢山ちりばめられた、妖精のように可愛らしいデザイン(ネオ阿佐ヶ谷姉妹…と思ってしまったのは本当にすみません)。前述の楽屋でのシーンで、キャリーが話している間ルディは鏡に向かいメイクをしていたのですが、そこでおそらく、ドレスに合わせたピンク色のアイシャドウとリップを実際に塗っていたような気がします(気のせい?でも、1幕最後のシーンなので、この後お化粧替えしようと思ったらできるしな…などと考えてました)。とにかくここのショーシーンは、ドレスもウィッグもすべてがとってもファンシー。リップシンクの曲"I'll Never Love This Way Again"も素敵でした。「♪あなたは私のそばでいつも ただ笑ってくれた 無邪気に」というような歌詞が、マルコに重なって聴こえて。

ピンクの大きな羽根扇を持ったドラァグクイーンたちに囲まれて踊るルディ。しかし次第に表情が曇っていき、ドレスの一部やウィッグを投げ捨ててステージから逃げ出してしまうところで、1幕は終わります。

 

ここまでの1幕が約60分なんですけど、体感20分くらいだった。その分、続きも気になるしで、幕間の休憩20分間は体感時間40分くらいに感じました(笑)

 

2幕

ご覧になった方、2幕の最初、びっくりしませんでしたか?十字架を手にした三角白頭巾の集団、クー・クラックス・クランKKK)が、アップテンポの楽しげな"America The Beautiful"にのせて踊っているネイティブ・アメリカンを…
映画にはない描写ですが、アメリカにおける差別問題を語るにあたって、確かに白人至上主義、KKKは無視できない存在だと思い出させられました。

 

2幕では裁判シーンがメインの見所になってきます。法廷の椅子でルディは、ちゃんとお膝をくっつけて、脚をそろえて座っていてさすがだなぁと。裁判シーンで印象に残っているのはやはり高畑淳子さん扮するマイヤーソン判事。彼女が入廷すると、それだけで空気が一変したのが分かりました。

 

また、敵対する立場のランバート弁護士も登場し、ルディとポールの立場はますます不利になっていきます。極めつけは、検事局が仲立ちして早期仮釈放させたマリアンナに、母親として監護権回復を求めさせる事態になり、窮地に追い込まれる。原作映画でこの流れは知ってはいましたが、やはり観ていて苦しかったです。

 

失意のルディはかつて働いていたショーパブへ。「♪愛なんて どこにもないの…」エミレオのピアノにのせて"Love Don't Live Here Anymore"を歌います。エミレオがピアノを弾きながら、うつむくルディの顔を心配そうにのぞき込んでいたのをよく覚えています。

そしてここで、ルディによくしてくれていたオーナーが現れて、ハリウッドのクラブからシンガーとしてルディにオファーがあったと告げます。オーナーは原作映画には出てこない人物ですが、ルディにとっても、観ている側のわたしにとってもある意味救いの存在になってくれたので、いてくれてよかった。

 

そして迎えた控訴裁判の日。多くの難しい裁判を扱ってきた黒人弁護士をつけたルディとポールでしたが、判決は覆ることなく… ここからはもう本当につらくて。映画を観た時よりも、目の前で判決が下される舞台を観ている方が、より心を締めつけられる思いでした。

 

最後は、ルディがハリウッドのクラブで"I Shall Be Released"を歌う場面。心の底から歌うルディの歌声と姿から、ルディが本当に届けたかったメッセージが伝わってきましたし、ルディの向こう側に東山さんが見えたような気もして、この感情は正直どう表現したらいいか今もわからずにいます。及川眠子さんの美しい訳詞もとても心に響きました。

 

この行き場のない思いは、カーテンコールで演者とバックバンドの皆さんの笑顔を観て、やっと少しだけ救われた気がしました。
特に印象的だったのは、高畑淳子さん。最後に舞台に現れてもなお、マイヤーソン判事が法廷で見せていたような表情を崩さなかったのに、スポットが当たったその瞬間にすべてを解放したような笑顔になっていて…あの笑顔は忘れられません。

最後にルディ、マルコ、ポールが手をつないで笑顔で舞台へ。高橋永くん/丹下開登くんを愛おしそうに見つめる東山さんと谷原さんの笑顔が本当にまぶしかったです。

東山さんのファンになって一年半、彼の三方礼をこの目で観る日がこんなにも早く訪れるとは思っていなくて。本当に、無事に観劇できて良かったな、という気持ちでいっぱいになりました。

 

雑感

ここからは全体を振り返った感想です。

 

1幕、2幕ともに舞台の使い方や場面の転換の仕方が非常に斬新だなと感じました。壁を活用して舞台をななめ半分だけ使ったり。転換がとにかく多く、演者さんも裏方さんもハードだったと思います。演者さんに関してド素人目線でいうと、暗転してるときにダッシュではけたり定位置につけるのがそもそもすごいこと。それに、あれだけの舞台装置を持って地方公演を回るのは大変なお金も労力もかかるはず。改めて、舞台って色々な方の素晴らしいお仕事の結晶であって、すごいものだなぁと思いました(小学生の感想?)

 

キャリー役の穴沢裕介さんが素晴らしかった!
ルディ以外のドラァグクイーンたちが集まってダンスレッスンをする場面でコーチ役をしていたキャリーはすごく輝いていたし、ルディと対立する場面ではマイノリティとしての苦悩や葛藤を体いっぱいで表現していらっしゃいました。あと、東山さんに負けず劣らず小顔で美脚、スタイルが素晴らしかったです。

 

ポール役の谷原章介さん。
序盤の自分に自信のないおどおどした感じから、中盤の差別を受け入れてしまう場面を経て、最終的には社会的地位のある職を辞してまで、マルコのためルディとともに戦おうとするポールの姿勢の変化が印象的でした。家庭局のヒアリングでついふざけてしまうルディにかけた、「僕は仕事を辞めたんだよ」という台詞が、特に心に残っています。検察官役ということで、法律関係の難しい長ゼリフに加え、ストーリーテラーとしての役割もあり、大変な役どころだったと思いますが、素敵なお芝居を見せて頂きました。余談ですが、前の方のお席で観劇した回では途中で目が合ったような合わなかったような…いえ、合いました(断定)
あとはやっぱりお声が素晴らしくて。ポールは本当にルディとマルコを愛しているんだな、というのがよく伝わってくる、包み込むようなお声だと感じました。

 

最後に、ルディを演じた東山紀之さん。
言うまでもないですが、圧倒的ビジュアルで、ドラァグクイーンといえば!のショーシーンをより華やかに魅せてくれました。そして頭小さすぎ。鼻高すぎ。腰の位置も高すぎ。家庭局のヒアリングでソファーに座った時の座高低すぎ。洋服屋さんにあるよくできたマネキンのようでした(いい例え方が思い浮かばなくてすみません)
それから、想像よりも多く用意されていた歌のシーン。原作映画のアラン・カミングの歌(特に "I Shall Be Released")と比べると、東山さんはひとつひとつの言葉を語るように歌われていました。でも、東山ルディの魂の叫びはしっかり、十分すぎるくらいに伝わってきました。
先述のマルコにお話を聞かせる場面の歌は、非常に東山さんの持ち味にあっていたように思います。Fキーのブルースにのせて生い立ちを語る歌や、"Love Don't Live Here Anymore"も良かったなあ。みなさんにとって一番印象的だったルディの歌はなんでしたか?

 

 

 

おわりに

死ぬほど長文になってしまいました。でもまだ書き残したことがあるような気もする…ですが一旦ここら辺にしておきます。ここまでお付き合いくださった方、ありがとうございました!

素晴らしい原作映画、そしてこの舞台に出会えて、さらにそれに主演している大好きな東山さんをこの目で観ることができて、本当に本当に幸せでした。
今回、コロナ禍やそれぞれの事情で観劇が叶わなかった方も、またこの舞台に巡り合える時が来てほしいな、と心の底から願っています…!

 

 

少年隊とわたしの2020年を振り返る

 

はじめに

早いもので、もう2020年最後の日になりました(ありがちな出だし)。

個人的に振り返ってみても色々ありましたが、しっかり「隊ファン」した一年だなと思っています。
そこで今回は勝手に!ゆらり的・少年隊の2020年振り返りです。
激動の一年、印象的だった出来事を1月から順に振り返っていきたいと思います。

自分の中の整理も兼ねていますので、主観(主にヒガシ担目線)が入りまくりますが、広い心で見ていただけるとありがたいです。あと、めっちゃ長いので、目次からお好きなところだけ読むのもありです(笑)

 

 

 

1月

今年は俺の年だ!!

オリンピック楽しみ!!

ニューイヤーメッセージ。明るい一年になるはずでしたよね。

 

大岡越前5』を観ながら、今年もお三方のお仕事がうまくいきますように、あわよくば35周年を記念して少年隊が3人揃うといいな…なんて思ってました。

 

2019年12月からやっていたGCの特別企画にメッセージを送っていたので、植草さんからのサンキューメールが届いて、読んだ瞬間ににやけがとまらなかったのをよーーーく覚えています。一言一句全てが甘くて、糖度高すぎた。今でもたまーに読み返しています。

 

この頃、悪夢の足音はまだ遠く…

 

 

 

2月

サンデーLIVE!!」でも、毎週のように新型コロナウイルスのニュースが伝えられるようになりました。週を追うごとに、コロナ関連に割く時間が長くなっていきましたね。

 

2月といえばバレンタイン!チョコレート大好き東山さん、ESSでチョコレートをもらったことを喜んでて可愛かったです。

 

個人的には、2月に初めてHSCの質問が採用されました!うれしかったなぁ。

『刑事の十字架』という、植草さんが弁護士役で出演しているドラマの再放送を観て、ゾクゾクしたのが印象的でした。

 

 

 

3月

3月最初の水曜日は悲しかったです。『月刊ニッキ』今回をもって終了… 月に一回錦織さんのお声が聴けるのを楽しみにしていたので、とてもショックでした。
演出舞台『毒薬と老嬢』はやむなく中止、『鬼の鎮魂歌』は開幕延期。錦織さんご本人にとってもつらいことが多いはずの中、卒業式を迎えられない子供たちを思いやる錦織さんの優しさが身にしみました。

 

「ドリパス」というサイトで、映画『19 ナインティーン』の再上映のための投票をみんなで頑張った思い出があります。見事リクエストランキング1位をとれましたよね!そういえばあれ、どうなったのかなぁ(笑)

 

3月末には、日テレ大型音楽特番『Premium Music 2020』。ジャニーズヒストリーの企画で、公式アカウントの予告ツイートに少年隊の名前がない!と、えらい騒ぎになりましたね(笑)日テレさん、その節はすみません…
結局、番組ではしっかり少年隊を取り上げていただき、新聞のラテ欄にも「少年隊」の名が。

 

また、『世界まる見えテレビ特捜部』30周年記念SPに東山さんがご出演。レギュラー時代の過去映像(ビジュが1998年!)も流れ、ビートたけしさんや所ジョージさんとの共演で楽しそうにしてる東山さんが印象的でした。

 

あ!マスク姿の植草さんの近影がGCにアップされたのも3月末でした。マスクしててもカッコいい人はカッコいいんだ!

 

 

 

4月

留まることを知らないコロナ。「サンデーLIVE!!」も出演者の数を減らしたり、別室からのリモートになったりして寂しかったですね。スタジオ外からリモート出演の東山さん、寒そうだしちょっとかわいそうだったな。

 

大ニュース!東山さんスマホデビュー!!!最初はノリノリでした、最初は。あとになって「重い」だの「字が小さい」だの(笑)

 

このあたりは、東山さんがESSに積極的にお写真を載せてくれていました。日曜日の更新が楽しみだったな。

 

 

 

5月

個人的な話ですが、自粛で暇だったのでこのブログをはじめました。一番最初に書いた『Prism』の記事は特に沢山の方に読んで頂いて…ありがとうございます。

 

覚えていますか?『MUSIC FAIR』で過去映像が流れました!王子衣装での『君だけに』は天下一品。1990年の錦織さんのビジュアルはドストライクです。

 

そして、5月といえば錦織一清さんのお誕生日~!!!「#錦織一清誕生祭2020」でTwitterは大盛り上がり。GCでのほっこり面白エピソードと、ESSでの「おーい、ニシキ―!」に沸き散らかしました(言い方)。

 

歴史が動いた月でもあります。

youtu.be


ついに公式YouTubeに東山さんが降臨!
ESSでは未公開シーンも毎日連投される充実のアフターサービス付き。素敵な後輩たちとの動画、編集もおもしろくて大いに楽しめました。

 

 

 

6月

開幕が延期となっていた、坊っちゃん劇場『鬼の鎮魂歌』がついに開幕!12月現在も無事に上演されているようでなによりです。遠方なので観劇はできませんでしたが、遠征できるような世の中になったら観に行きたいな。

 

そして『必殺仕事人2020』が放送されました!めちゃめちゃカッコよかった。欲を言えば、市村正親さんとの対決のシーンがもっとしっかり見たかったかな。

 

ドラマがあるなら…そう、番宣祭りです。『林修今でしょ!講座』で猫の話をする東山さんがとても可愛かったのをよく覚えています。クイズに正解したあとの猫の手のジェスチャーに悶絶。

 

 

 

7月

東山さんの10年ぶりの主演映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』の情報が解禁されました。
映画館のスクリーンで東山さんを観たい!という夢が叶うと思うと、本当に嬉しかったです。後追い新規ファンなので余計に。もうすぐ公開なので楽しみです。

そして、『刑事7人』第6シーズンの放送も決定。コロナの影響で例年からは大きく遅れましたが、今年も専従捜査班が観られることになって安心しました。

 

東山キャスターがメガネをかけ始めたのも7月!お衣装とともに、今日はどんなメガネかな?って観る楽しみが増えました。

 

7月といえば植草さんのお誕生日!当日はTwitterのTLがカッちゃん祭りで楽しかったです。この日のESSも粋でしたね。

お誕生日のGCでは、これからファンへ『少年隊の好きな曲』を募集するとのこと。速攻で『Season of Love』激推しメッセージを送ったのを覚えています(笑)
これがこういう形であれにつながっていくとは…

 

 

 

8月

待ちに待った『刑事7人』放送開始!毎週とっても楽しみでした。天樹さんのお肌はやはりとてもピカピカで、頬につや玉ができてる、すごいなぁって思いながら観てました。
個人的にはキャンプ回の第5話、世相を反映した第7話が印象的でした。シリーズを通して、天樹さんの笑顔がよく見られたのが嬉しかったですね。

 

番宣ラッシュも再び。『家事ヤロウ』のウニそばは強烈でしたね。あとエプロン姿……ありがとうございます……

 

8月下旬、これまた大きな情報解禁が!舞台『チョコレートドーナツ』に主演することが発表されました。来年の映画の情報だけでも驚いていたのに、まさか年内に舞台があるとは…。このご時世ですから、新しい舞台の情報があるとは信じられませんでした。
この時点ではまだチケットもないのに、「東山さんに会える!」と大はしゃぎしてました(笑)

 

 

 

9月

今年一番の衝撃ニュースが舞い込んだ月でした。

もうおわかりでしょうが、錦織さんと植草さんの退所発表です。

yrr-dreaming.hatenadiary.com

発表直後に書いたブログを今読み返しても、よくない意味で心臓が痛くなります。

今だからこうやって言えますが、FCメールの書き方、逆ですよね(笑)ベストアルバムのことよりもこっちのご報告を先に書いてほしかった。上げて落とされた私たちの気持ちよ…

 

9月といえば東山さんのお誕生日!と思ってワクワクしていたところのこの発表は、正直メンタル的にだいぶきつかったです。これは余談ですが、自担のお誕生日によせて、「好きなところ54個考えてみた!」的なブログを書いてたのが、この9/20ショックでお蔵入りとなりました(笑)

が、9/30のお祝いはちゃんとできたので良かったです。東京新聞さんにも初めてメッセージを出しました。『刑事7人』も、スタッフさんのコロナ感染等も乗り越え、この日に最終回を迎えました。

 

 

 

10月

個人的には、『チョコレートドーナツ』のチケットが無事取れたことと、Twitterで知り合ったヒガシ担のお友達と初めて会えたことが嬉しかった!一緒に京都太秦映画村に行って、大岡越前のポスターの前で大喜びしてしまいました(笑)

 

『さんまのまんまSP』で、東山さんの今年初めての黒タートルネックを拝んだのも10月。やっぱり、芸能界の大御所にいじられる東山さんは可愛いですね。

 

この頃から、GCが鬼更新されるようになりました。数えてみると、10月だけで13回更新!週一回更新のHSCが終了して寂しい気持ちもありましたが、植草さんの文章に沢山癒されました。

 

 

 

11月

ベストアルバム発売へ向けて盛り上がってきた頃です。新しいアーティスト写真も公開されました!錦織さんの今にも動き出しそうな手が好きです。それにしてもタキシードはずるいですよね~~。11月下旬には原宿駅に看板が設置されましたね。3人揃ったお写真の破壊力はすごかったです。正直言ってお隣の看板にはちょっと笑ってしまいましたが(すみません)。偶然か否か。

 

OA前に一悶着ありましたが、『君だけに -New Vocal-』もラジオで宇宙初解禁されました。Twitterでトレンド入りするなど、反響も大きかった印象。とにかく発売が待ち遠しかったなぁ。

 

また、舞台と映画のPRで東山さんの雑誌掲載やバラエティ出演が増えてきました。『VS嵐』のクリフクライム、めちゃくちゃカッコよかった!!!

 

個人的な話ですが、1~3月頃にGCに送ったお便りが11月下旬になって採用されました。これからの人生でも大事にしていきたい言葉を植草さんにいただけて、すごく嬉しかったし、言葉の力ってすごいと思わされました。ありがとうございました!

 

 

 

12月

少年隊とファンにとって特別な月がやってきました。

 

11月に引き続き、東山さんの番宣ラッシュは止まりません。また、植草さんのGC更新も400回突破に向けてハイペース!何かとバタつく師走に癒しをたくさん届けてくれました。

 

 しかし、『チョコレートドーナツ』の開幕を翌日に控えた12月6日、カンパニー関係者のコロナウイルス感染により開幕が延期されることが発表されました。濃厚接触の疑いがあるとして6日の『サンデーLIVE!!』もお休み。とにかく祈る思いでした。

 

11日には、ベストアルバム通常盤の各CDショップでの陳列やフラゲの報告がTwitterで飛び交い、大いに盛り上がっていましたね!

そんな中ついに迎えた、12月12日、少年隊デビュー35周年記念日。東京新聞朝刊のメッセージ欄にはたくさんのお祝いが。読売新聞朝刊にはベストアルバム発売の全面広告も。壮観でした!

 

 

GC(400回目!)とESSはそろって更新され、お昼ごろには「#少年隊35thおめでとう」がTwitterトレンド2位まで上り詰めました!令和の隊ファン、やりました。

また、11日付のオリコンデイリーアルバムランキング1位はなんと『少年隊 35th Anniversary BEST』!!!テレビでの直接的なPRは無に等しい中、大健闘でした。

少年隊からの贈り物も手元に届き、忘れられない一日となりました。ブックレットヤバかった…(語彙力)

 

TBSラジオ『アフター6ジャンクション』で、錦織さんがベストアルバムや少年隊について沢山お話してくれたのが、すごく嬉しかった。生放送だったので、リアルタイムで錦織さんご自身の言葉に触れることができました。

 

ベストアルバムを堪能し、限定盤の検品作業に追われているうちに、あっという間にクリスマス。東山さんにはテレビで会えたし、植草さんもGCに写真を載せてくださって、久々にお顔を拝見できました。錦織さんには本当にラジオというプラットフォームが合ってると思う。来年からは、定期的にご出演される番組があるといいなと思います。

 

そんなこんなで迎えた年末。『チョコレートドーナツ』は東京公演を完走し、来月の地方公演を残すのみになりました。正直、不完全燃焼な気持ちも残りますが、「ま、いっか。」のボクサーマインドならぬヒガシヤマインドを胸に、少年隊がくれたたくさんのプレゼントを大切にして、2021年もファン活していきたいと思います。

 

年明けは引き続き東山さんのバラエティラッシュに『おとなの事情』の公開、『チョコレートドーナツ』の地方公演観劇と盛りだくさんです。
錦織さん、植草さんに関しても新しい明るいニュースがあるといいな。お二人には、やりたいお仕事を制約なくできる環境であってほしいです。

 

 

 

おわりに

ここまで完走してくださった方、飛ばし飛ばしでも目を通してくださった方、本当にありがとうございます。
また、今年1年ゆらりTwitterで仲良くしてくださったフォロワー様、ありがとうございました。大変お世話になりました。来年もきっとうるさいオタクですが、よろしくお願いします。

来年もお三方を(ちょっとだけ東山さん寄りで)全力で応援していきます!