Where the Sun Rises

あなたのことを覚えておくために

覚悟

 

自担の覚悟を、受け止めようと思う。

 

いつも自らを律して鍛え続け、自分の前に課せられた試練に向き合い乗り越えること、それをを実直に繰り返してきた56年が、東山紀之というひとの人生だと思う。 

その人が「人生をかけて」ジャニーズ事務所代表取締役社長に就任し、創業者の性加害問題へ向き合うという。

実質的な経営の経験もなしに、いきなり誰もが知る芸能事務所、それも大きな不祥事に揺れる会社のトップに立つなんて、普通にはとても考えられないこと。そんな高すぎる壁、険しすぎる茨の道を前にして、それでも挑むと決めたのが、なんとも彼らしいなと思ったりもする。

 

わたしは、アイドルとしての彼に魅力を見出して、ファンになった。4年前の今頃、2019年9月のことだった。

エンターテイナーとしての彼をたくさん応援した。初めてこの目で彼を見た舞台「チョコレートドーナツ」のことは、きっと一生忘れないな。季節ごとに毎年恒例のドラマを楽しみにしたり、日曜日にわざわざ早く起きて、彼がキャスターを務めるニュース番組を観たり。

Twitterで出会った同担の皆さんと、ドラマの聖地で本人不在誕生会もした。短い間だったけど、思う存分オタクして、とっても楽しくてキラキラしてた4年間。彼を推しててよかったと思うし、自慢の推しに出会えてわたしは本当に幸せだった。

既に決まっているお仕事はやり遂げてからの引退となる様子。正直、それに心が救われている。「もう会えません」じゃないから。彼にとっての最後のステージの幕が無事に開くことを心から祈っている。

 

すでに目や耳を覆いたくなるような誹謗中傷や噂話に晒されながらも、人生をかける決断をした自担の覚悟を、わたしは受け止めたい。

「引退しないで」「どうして自担が」「エンターテイナー・東山紀之を返して」「表舞台に帰ってきて」本当はゴネたいことは山ほどある。

会見の映像を見ても、スーツを着て話す自担の姿が目の前にただ流れて、ドラマみたいで。信じきれていないのも事実。

でも、自担が決めたことだから。

今は正直「何があっても応援する」とは言いきれないし、わたしの気持ちは変わってしまうかもしれないけれど、まずは残りの芸能活動を最後の最後まで見届けたい。そしてその後は、彼が組織のトップとして、事務所の抱える問題にどう向き合うのか、その動向に注目していきたい。

(「注目していきたい」って、なんだか彼が朝の番組で言いそうな台詞だ…まさかそれを彼に向かって言うことになろうとは)

 

今までもこれからも変わらないことは、東山紀之という人はわたしの中で特別で、ずっと健やかでいて欲しい人だということ。

 

どうか、負けないで。