Where the Sun Rises

あなたのことを覚えておくために

『Dance with me』が好きすぎる

はじめに

 

2021年10月29日に錦織一清さんのアルバム『Cafe Uncle Cinnamon』がリリースされてから1年が経ちました!おめでとうございます。

4曲からなるこのアルバム、錦織さんの様々な歌声が楽しめる良い曲揃いですが…特にわたしが愛してやまないのが『Dance with me』。

1年間この曲を飽きることなく聴き続けた結果、わたしのApple Musicの年別再生回数ランキングでは2021年、22年ともに堂々の第1位。そこで今回は何がわたしをこの曲に惹きつけるのか…言語化に挑みたいと思います。

 

 

 

踊れるアップテンポ

曲名が曲名なだけあって、踊れるようなアップテンポが心地いい。歩きながら音楽を聴くことが多いのですが、程よくノれるスピード感。(つい早足にはなる)ただわたしの好みがアップテンポ寄りだからかもしれないですが…

そういえば錦織さんも「BPM120くらいが好き」って仰ってなかったです!?(2020年のラジオ「アトロク」より)
これを思い出し、検証してみたのがこちら↓

 

 

やはりBPM120(だいたい)!!!

 

 

クラリネットとコーラス

打ち込みっぽい人工的なビートと、クラリネットやコーラスのハモりたちが対照的で癖になる。
表題曲『Song for you』がサックスの音色際立つ曲であるのに対して、クラリネットの小洒落た、小気味いいフレーズが繰り返されるのも、この2曲が対になっているようで面白いなと思います。

 

 

歌詞の世界観

作詞は西寺郷太氏。錦織さんをよく知る人物だからか、彼に歌って欲しい世界観をちゃんとお分かりというか、平たく言うとオタクのツボを突きまくってて大変素晴らしい。これは本当に錦織さんのための歌。

歌い出し一発目が「聞きずてならない You say "I love you"」というドラマティックさ。
普通 "I love you"はサビで歌われる言葉じゃないですか!

青山通り」という地名も少年隊ファンにはいい意味で引っかかる。

「重ねた夜抱きしめたまま これからの思い出Happy road」ということは、この主人公と「君」は今までどういう関係で、今日を境にこれからはどんな風に変わっていくのかな…ってあれこれ想像するのが楽しかったりする。

「照れくさいとお茶を濁す 悪い癖だと笑わないで」これをほかでもない錦織さんに歌わせる、もう確信犯だなと思わざるを得ないわけです。そこに「美しいよ 今の君が」は本当にずるい。主人公は「君」に向けてそう言っているけれど、わたしからすると「君」は錦織さんのことで。今の錦織さんの生き様はとても美しいって、声を大にして言いたいわたしです。

殺し文句とも言えるこの一節から「そう素直にはなれない shy, shy, shy, too shy」。上げて落としてくる〜!これもまた錦織さんっぽいなぁって膝を打ちました(錦織さんは書いてないけど)。絶対オチをつけてきますもんね、あのお方。

と、ここまでにも色んなドラマが詰め込まれてると思うのですが、恐ろしいことにまだサビに到達していないんですね… むしろここから先の方が長いし。

サビは「まんざらじゃないのさ」が最高に錦織さんらしいと思う詞。

2番以降は、「星空を眺めるたび ため息つくのを責めないで」が好きかなあ。
こじつけも甚だしい考察をさせてもらうと、「ため息」って普通ネガティブなものだけれど、でも責めないでね、なぜなら「さよならが怖いだけ」だから…って文脈だと思うんです。この「ため息」に、錦織さんのちょっと自虐的だったり、ちょっとビックリしちゃうような自分を下げた言い方をする、そんな「癖」を思い出しちゃいました。過激な表現を聞いたこちらは「そんな言い方しなくても!」と思うけど、彼からしたら謙遜なだけだから、そんな目くじらたてないでね、って思ってるかもしれないし(これは本当に勝手な想像です)。

 

 

「キュン」と「脱力」のメロディーライン

この曲のBメロが一番好き。この曲にどうしようもなく惹かれる理由は多分ここです。すっっっごくキュンってする。一般に日本の流行曲でよく用いられる「パッハルベルのカノン」的下降が自分には刺さってるんだろうなと思う(雑な音楽的知識なので違ったらめちゃくちゃすみません)。
具体的にどこかというと、「照れくさいとお茶を濁す 悪い癖だと」の後ろのコーラス、これが下降してるところ。ここ、泣かせに来てるというか、とってもキュンとこないですか?(語彙力の限界)

一方の「脱力」はサビの「き↑みから↓ Dance with me」とか「ま・んざらじゃないのさ〜」Cメロの「Precious one~~↓」みたいな、程よく気だるい感じ。これはやはり肩の力の抜けた大人だからできる表現なのかなと思います。

 

 

 

最近、「ニッキとかっちゃんねる」の動画でも、錦織さんがこの曲を披露した様子がちょこっと観られるようになりました(嬉し涙)。

歌唱は14:17~。ちょっと今このブログ読んでくださってる方、全員再生してください!!!

 

youtu.be

 

こんなん無料で見ちゃっていいのか。申し訳なくなるレベル…
スタンドマイクの前で軽やかにリズムにのる錦織さん、かっこよすぎる。
どうしたってわたしはアイドルオタクなので、歌ってる最中のハンドジェスチャーもすごく観てしまうんですが、「青山ど”お”り」で両手を \(^^)/ ←こうやるのが上手く言い表せないけど好き(顔文字で説明するな)。

「そっと振り向い”た”」「重ねた夜抱きしめた”まま”」「美しい”よ” 今の君が」
どうしたらこんなに語尾が甘くなるんだ……なんか今これを書きながら何度もリピってたら脳みそ溶けそうですね。

間奏のダンスも言わずもがな最高。表情がコロコロ変わるくらい、本当に楽しそうに踊ってらして感動する。生で観てたらやばいだろうなあ。集会に参加された方が本当に羨ましい!いつか絶対この曲の生パフォーマンスを観たいし聴きたいです。

 

 

 

おわりに

ただただわたしが、『Dance with me』好き!!!というだけの記事ですが、最後までお読み頂きありがとうございました。

もう錦織さんって天才ですね。その上、才能に驕ることなくひたすら努力もされてこられてる方だから、天才って言葉も錦織さんには足りないくらい…
裏方(演出家)としての素質があるのは紛れもない事実ですが、このお方にはずっと舞台の上で輝き続けていてほしいな、と心底思います。