Disc 1から続きを読みに来てくださった方、ありがとうございます。
まだまだいきますよ~~!
【Disc 2】
1.封印LOVE
東山さんが「自分のための歌」と語ったといわれるこの曲。まぁわたしが彼のファンというのもあるでしょうが、この曲は東山さんがどうしようもないくらい切なくて愛おしい…
やはり東山さんには、悩んだりなかなか一歩踏み出せないようなシチュエーションの曲がよく合うなと思ってしまいます。
「君しかいないからね」という言い回しが優しくて好き。
2.FUNKY FLUSHIN'
この曲のベースラインに心が躍ります。全体的に今聴いても、まったく古くないサウンド。
東山さんの「とりこになるよ」が、内緒話みたいなウィスパーボイスでツボです。
少年隊って本当に楽曲に恵まれてると思うんです。この曲は元々山下達郎さんの作品ですが、カバーさせてもらえることになったのも、決して当たり前のことではないし。
3.砂の男
一見無機質なタイトルではありますが、温かみを感じるメロディーと歌声。
このシングルの発売当時、わたしはまだ生まれていないのですが、「西暦2000年」の到来が、この頃いかに特別なものであったかを窺い知ることができて興味深い一曲です。
前作『FUNKY FLUSHIN'』からのいい意味での温度差というか、緩急のある感じが好き。
4.You're My Life -美しい人へ-
皇太子さま(当時)と雅子さまのご成婚を記念した曲だというこの曲。『砂の男』と同様、当時のムードを知らないのでなんともいえませんが、こんな曲が出るということは世間は祝福に沸いていたのでしょう。
錦織さんの歌がミュージカル歌唱っぽく伸びやかでとてもいいなぁ、と思って調べたら、ちょうど発売年の1993年は、ミュージカル『Lady be good!』に出演された年でもありました。大地真央さんの相手役…めちゃくちゃ観てみたかった。
5.EXCUSE
罪深き一曲。いろんなEXCUSE(=言い訳)を並べたって、結局「僕は君を選ばない」わけです。
個人的には、あまりこういう世界観との結びつきが想像できない植草さんがこの曲を歌うところに、希少価値というか、良さを感じます。「ときめいた気持ちに嘘はないけどせつなくて」「独り占めしたいと君に言われた瞬間に こわくて目を伏せた」彼の歌割り部分にはまだ良心が残っていると思ってしまうのはきっとわたしの脳内補正。
6.Oh!!
東山さんファンから根強い人気を誇る「ザ・シェフ」の主題歌。
東山さんの歌声が、ザ・ウィスパーから大人の男性の声へと移りゆく過渡期かなと思います。
90年代らしくデジタルっぽいシャカシャカした音の数が多いので、なんとなくサラッと聴いてしまいがちだけれど、ハモリが美しい。錦織さんの高音の透明感、3人の芯となる植草さんのまるく厚い歌声が大好きです。やはり少年隊はコーラスグループ…
7.湾岸スキーヤー
この曲に関しては実在したスキー場のテーマソングなので理解はできるんですが、「湾岸」と「スキーヤー」という、一見なんの関係もない単語をくっつけるのがわりと秋元康氏っぽい。
植草さんの甘い高音が大活躍してますね…!!先日『SHOW&TIME』で本物を聴いてきましたが、とにかく伸びがすごい。
8.愛と沈黙
繰り返しになりますが、少年隊はコーラスグループだ!(しかも踊れる)と声を大にして言いたくなる一曲。
長めのソロパートを受け持つ東山さんの歌声も、もともとの儚い世界観は残しつつ随分芯のある深みをもった声へと変わりました。
イントロ、間奏、アウトロのオーボエ?
9.情熱の一夜
『情熱の一夜』のここが好き - Where the Sun Rises
過去の記事にて熱く語っていますので、こちらもご覧いただけたらと思います。
この曲のピアノがすごくかっこよく、カラオケ音源(シングルCDに収録)をめちゃくちゃ聴き込みました。少年隊の楽曲で、カラオケ音源が聴ける曲って貴重だからありがたい。
東山さんの"t"の発音がめちゃくちゃ破裂音、破擦音。これが癖になってしまうんだな~!
個人的に、この曲が宝塚のショー(2017年雪組公演『SUPER VOYAGER!』)で使われたことがあるのが胸熱です。少年隊って、タカラジェンヌみがあるんですよ…
10.ロマンチックタイム
「ぶらぶら歩くような曲」と錦織さん評。多分錦織さん、こういう脱力感とおしゃれなエキスの詰まってる曲がお好きなんじゃないかな〜と思います。この曲を歌う少年隊は大人の色気を放ってはいるんだけれど、歌詞の世界観がアイドルらしさを残している。大人な3人が歌う曲ではあるものの、歌詞は童話をヒントに書かれているのがまた面白いですよね。
こちらも記事を書いていますので、よろしかったら寄り道してみてください。
『ロマンチックタイム』に思う - Where the Sun Rises
11.君がいた頃
作詞の「Platina」氏は非常に謎深い人物ですね。身近に想像しやすい歌詞を書かれる方だなぁと思います。
「針と糸どこだっけ?」とか「カプチーノを手に」とか、随所に、もういない「君」との暮らしの”温度”が感じられるというか。
そうだ、ここで個人的に最近”温度”を感じたツイートをご紹介しておきますね。
久々にちょっと遅く迄仕事でした。
— 錦織一清公式 Uncle Cinnamon Official Info (@uncle_cinnamon) 2021年12月5日
稽古中家に何も買い置きがないので、慌ててセブンのかき揚げ蕎麦にしました^ ^
今からアプリをダウンロードして、パンフ用の原稿に取り掛かろうかと思います。
素敵なカンパニーの様子を、少し長めに呟きたいと思います。
今電子レンジがピーと鳴りました^ ^
12.想 SOH
実質的には最後のシングルとなりました。
なんだか言いようのない切なさに襲われるので、今でもあまり聴けていないけれど、コロナ禍を経験した今改めて聴くと、胸に刺さるものがある曲。
Cメロとラスサビでドラマティックに転調することで目の前が一気に開く感じがします。そこから植草さんの声が、ものすごくよく抜けて聴こえてくるなぁ。
Disc 3に続きます!
『少年隊 35th Anniversary BEST 通常盤』Disc 3 - Where the Sun Rises