Where the Sun Rises

あなたのことを覚えておくために

アルバム『PRIVATE LIFE Light & Shadow』に思う

 

はじめに

1987年4月28日リリースのアルバム、『PRIVATE LIFE Light & Shadow』。

 

www.johnnys-net.jp

 

1987年は主演映画『19 ナインティーン』公開に、同映画の主題歌『君だけに』の大ヒットに、盛りだくさんの1年ですね!アイドル街道を突っ走ってます。

 

今回のこの記事は、あまり難しい音楽的な仕掛けとかはあまり意識せず、気楽に書いてみます。夏に聴きたくなるこのアルバム、お手元にある方はぜひご一緒に聴きながら読み流していただければうれしいな、なんて思います。

 

 

01.First Memory

(作詞:松本一起 作曲・編曲:服部克久

デルモンテ・フルーツドリンクのCMソングにもなった、このアルバムの最初を飾るにふさわしい清涼感のある一曲。「あの夏」を振り返る歌詞は切なくてほろ苦いけれど、不思議と前を向けるようなさわやかさも感じさせるこの曲が好きです。女声コーラスがいい感じ!

「夢の途中で消える女(ひと)は いつも君」 ここの歌割りが東山さんなのがナイスすぎて… 3人のなかでも「君」に会えない悲恋のプリンスといえば、やっぱり東山さんではないでしょうか(?)
過去にこんな記事も書くほど、東山さんの悲恋系ソロ曲大好き芸人なわたしです。

yrr-dreaming.hatenadiary.com

 

 

02.April Hurricane

(作詞:田口俊 作曲:加藤和彦 編曲:新田一郎

最大瞬間風速で駆け抜ける春の嵐のように、パワフルな植草さんの歌声!!!植草さんのソロ曲というと、わたしの中ではバラードの印象が結構強いのですが、こういうロックな感じの曲も歌いこなせるのが植草さんの素敵なところ。元々の歌声は甘くて優しいのに、こういう曲では甘ったるくならずに、しかしがなることなく、ちゃんとカッコいいからすごい。

あと、ビート感がいい!歌って踊る歌手やアイドル、ミュージカル俳優・女優さんにみられる傾向だと思っていますが、植草さんの歌にはちゃんとビートが生きてるなって思います。

2番 "In your eyes"の eyes の歌い方が好き。ほどよい抜け感というのかな?

今この曲を何度かリピートしながら書いていて思ったのですが、これは地味にスルメ曲なのかもしれない。ハリケーーーン!!!

 

 

 

03.Heart Song

(作詞:白峰美津子 作曲:JOEY CARBONE・RICHIE ZITO 編曲:新川博

この曲を聴くとどうしても、ゲストハウス?の玄関を掃除する東山さん、コップに材料をつっこんでフレンチトーストをつくる植草さん、揺さぶられ引っ張られてもなかなか起きない錦織さんが思い浮かびます(笑)そうです、『PRIVATE LIFE』のビデオです。

「君の住む~West Hollywood♪」がなんでか知らないけどめっちゃ好きなのはわたしだけですか?なんか楽しい。この曲はルンルンしてる感じがすごい好きです。口笛吹いちゃったりもして!

この曲も1曲目の『First Memory』も、夏らしいんだけど暑苦しくないのがいいなぁと思います。夏の涼しい朝、もしくはカラッとした暑さみたいな?(最近は朝からめちゃくちゃ暑いですが…)

 

 

 

04.パール パピヨン [Instrumental]

(作曲:都志見隆 編曲:椎名和夫

唐突なインスト曲、そして印象的なタイトル。「パピヨン」と聞いて、犬しか思い浮かばなかった無知な自分を恥じています…(笑)

最初のワンフレーズがたまたま『First Memory』の「風とカーテンが~」に似ててびっくりしましたが、全然違う曲でした。

LPだと、この曲がA面の最後の曲になっています。なんとなくしんみりして終わる感じですが、盤面をひっくり返すとまた目の覚めるようなカッコいい曲が続くんですよね~。平成生まれのわたしは、レコードをひっくり返すときのワクワク感を少年隊に教えてもらいました。

 

 

 

05.すべてが始まる夜に

(作詞:白峰美津子 作曲:中崎英也 編曲:戸塚修

直感で『FRIDAY NIGHT』系だと思ったら、作曲・編曲が同じ方々!納得しました。しかし、「踊れない」って座ってた君を無理やり連れだしてみたり、ためらう手をつないでパーティーを抜け出してみたり、錦織さんは忙しいですね(笑)

「少年隊夢」で、30代の錦織さんがこの曲を歌ってたじゃないですか。あれ、めちゃくちゃ刺さりません?わたしには死ぬほど刺さりました…… なんですか、あの危険なまでの色気は。まぁ、隊夢バージョンの場合、パーティーを抜け出して行く先はSeasideではなさそうですけど!!!一体どこなんでしょうね!!!!!(?)

 

 

 

06.哀しみのプリンセスへ

(作詞:田口俊 作曲:和泉常寛 編曲:新川博

きっと東山さんのソロ曲ですが、お兄さん二人も応援してくれてます。『こわがらないで、天使』みたいな感じですかね。

ビジュアルから何から、王子!!!って感じの東山さんが言うと「ここへおいで 涙のプリンセスたち」に俄然説得力が出てくる感じがします(?)

ボーカルとコーラスに気を取られて今まであまり気づいてませんでしたが、この曲、ベースラインがめっちゃかっこいいです。わりとベースが暴れてる。

ラスサビの"Only lonely baby"と「きのうから」の間、錦織さん(たぶん)が合いの手的に"I love you"って言ってるように聞こえます。錦織さんって本当こういうのお上手ですね!『仮面舞踏会』なんかも、錦織さんの"Come on!"がなきゃ始まらないと思ってます。勝手に。

なんかうまく言えないけど、この曲が大好きです。おそらく『The longest night』とかと同系統で、曲に対する感情が漠然としてでかすぎて、言語化に困る感じ(笑)

 

 

 

07.おしゃれ泥棒

(作詞:佐藤純子 作曲:西木栄二 編曲:戸塚修

銀幕やグラビアの中の、華々しい世界に生きるスターに恋した「僕」の歌 ってところでしょうか。「あなた」と呼ぶその相手は、マリリン・モンローみたいなハリウッドの大女優かな。

個人的に、考え事をして眠れない深夜に聴きたくなる曲の一つです。深夜って思考が極端になってしまう傾向があると思うんですけど、この曲の主人公もそんな風になってる感じがする。ちょっと拗らせ気味なね…

「どこへ行けば逢えるだろう あてもなく待って待ちわびる」
「僕の心ぬすんだのに 僕のことなんにも知らない」
もう、少年隊のお三方にそっくりそのままお返ししたい言葉たちです。まぁわたしは、わたしのことなんにも知らないでいてほしい、ただ遠くで応援していたいタイプのファンなんですけど(聞いてない)

 

 

 

08.First Memory [Instrumental]

 (作曲・編曲:服部克久

個人的に、1曲目のボーカル入りバージョンは夏の朝という感じがする一方、このインストバージョンは夕方という感じがします。同じテンポの同じ曲なのに、ここまで違う印象になるって面白いなぁ。このバージョンを聴く度に、わたしもサックスが吹けたらな…と思います。理由ですか?かっこいいからです。それだけです!挑戦したことは一応ありますが、まるでダメでした。わたしには難しすぎた…

 

 

 

おわりに

最後までお付き合いいただきありがとうございます!個人的に、このアルバムの中では『哀しみのプリンセス』『おしゃれ泥棒』が2強かなという感想です。

少年隊の沼に落ち、『BEST OF 少年隊』『Prism』と過ごした昨年の夏。今年は『PRIVATE LIFE』を沢山聴く夏にしたいです!!!